北の大自然の恵み…

オホーツク海水が流れ込む「サロマ湖」の天恵海水から作られた「オホーツクの塩」

株式会社「つらら」の由来について

  「つらら」とは、店主の私が14年間飼っていて亡くなった娘のような犬の名前です。雑種でした。東京での十年の暮らしにピリオドをうち、ここ故郷湧別の町へ戻り、当時父の家業であった製麺業の手伝いに入ったその頃、ちっちゃな迷い犬だった「つらら」に春の雪降る道端で出会いました。
 以来14年間、つららは私の傍でその時々の移り変わりのすべてを無言で見つめ、そしてささえてくれたのです。
 亡くなる3年ほど前に、先に帰った私を追って道路を横断中、あろうことか「つらら」は車に轢かれたのです。回る車のタイヤとアスファルトとの間に体を挟まれるようして数十メートル轢きずられて車は止まりました。
 私は、これはもうダメだと思いました。しかし周りの皆さんに励まされ、大急ぎで獣医さんの元へ走りました。

 …… 数日の後、「つらら」はなんと元気になったのです。 左前足はびっこをひいて不自由となり、体には毛もなく赤むくれとなりましたが、その不自由な体で再び一緒に麺工場へと通う日々が戻ったのです。奇跡だったと思います。しかし、そんな「つらら」にもやがて老いが近づいてきました。正月明けのある寒い日に、「つらら」は静かに逝きました。精一杯に生きた、そして支えてくれた私の「つらら」でした。
 平成11年、塩と味噌を作る新しい会社を起こそうとしたとき、わたしはその社名に迷わず「つらら」と命名しました。 つららがくれたたくさんの無償の愛、そして不死鳥のように甦ったあの強い生命力に敬意を表して……。 以来「つらら」は度々マスコミにも紹介される北海道の塩作りの会社として少しは知られるようになりました。しかし社名について語られることはありませんでした。
 ここにその命名の由来の話を読んでいただき「つらら」というこの会社をまた別な角度からご理解ご愛顧頂ければ幸いと思いました。

店主

 平成11年4月より店主の私が全国の塩作りの現場を訪ね、様々な塩製造法を学ばせていただき、ここ寒冷のオホーツクでは難しいとされた塩作りを独自の方法を考案して現在に至ります。